スナップ・ショット解析編
- 130 名前:解析編@ :2006/03/19(日) 20:44:37 ID:/3g3R4vv0
- >>127
そっちかよw
1/7
寺社の写真撮影が趣味の男(=主人公)
2/7
とある寺で仏像を撮影していたら
少女に絡まれた
3・4/7
少女は
仏像ばかり写さず
主人公も被写体になれと要請
男は少女を気に入る
5/7
話をきくと
少女は境内から出られないという
少女に触れる
幽霊だと認識
いいところで坊主の邪魔が入る
少女は他の人間には見えてない模様
6/7
やばい状況を認識
隙を突いて坊主から離脱
天候悪化
やはり坊主が少女を嬲っていたのか!
- 131 名前:解析編A :2006/03/19(日) 20:46:17 ID:/3g3R4vv0
- ここからは実際の文章使ってみていくね
薄暗い見慣れぬ土地(天候悪化&主人公初めて訪れる場所)
を俺は少女に手を牽かれ駆けた。(少女の幽霊がどんどん男をつれていく)
何時の間にか人声は彼方のモノとなり(ひと気がないところへ向かっている。追手もない)
全身に纏わりつくような霧雨が俺を染め始めた。(雨が降りはじめる)
(男)「ちょっと待って!」
(男)たたらを踏みながら止まると、剥き出しでぶら提げていた
F60D(カメラの機種ニコン製)
を仕舞おうと
方膝(片膝→誤字)
をついた(男の)両腕の隙間から、
少女の眉根を寄せた顔がぬと出てきた。(幽霊なので奇抜な行動)
ビビクン!!?(男がびっくりして身体がふるえた様を表すオノマトペ)
(少女)「だめよ。あなたが写るまで」(冒頭より男自体が被写体となることを要求していた)
カメラを手に(男が)ガクガクと立ち上がると、
少女の眼前に股間が来たが(少女は腕の間から顔を出してしゃがんだ状態のままだからこういう図になる)
もうそろそろエンディング(作者疲労のため省略の意をこめつつ読者にも終わりを促す)
- 132 名前:解析編B :2006/03/19(日) 20:51:05 ID:/3g3R4vv0
- 7/7
しゃくしゃくと(足音を鳴らしながら)土の道(を歩く)。
遠(くでゴロゴロいう)雷に顔を上げると、一面の墓。(境内裏手奥に展開する墓地へ到着)
そこで初めて(男は)嫌な予感がし、総身がぶるりと震えた。
子供の頃によく感じていたあの妙な感覚。
(子供時代その感覚を受けたとき)その道の先には猫の死体があった。
(また別の子供時代その感覚を受けたとき)その日は遊べる友達が誰もいなかった。
(また別の子供時代その感覚を受けたとき)あの席で**ちゃんが怪我をした。
(↑のそれぞれの感覚はすヴぇて異なる。不思議な第六感とでも表すか。そーゆー感じを想像してここは)
長じる(大人になる)につれそういったことは微塵も感じなくなっていったのだが。
(そういう鋭い感覚みたいなんがあまり感じることなくなぅってきた)
以上
作者の解析はここまでです。
否、いぢわるじゃないんですよ
ラストシーンは、複数の解釈をこめてあって、それは読んだ人が選んで
(感じてあるいは判断して)ほしいから
読みようによってはツンデレというより
後味の悪い話になります
もうだめ。これ以上は云えません。
- 134 名前:解析編おまけ :2006/03/19(日) 20:59:50 ID:/3g3R4vv0
- >青白い炎
特に設定的なものはなし。
少女が人外のモノであることを強調するオブジェ
想像すると→人魂→人魂がまとわりつく人→幽霊
大サービス
>紅く染まる
視界の内部的変化→死
あとがき
わたしのパターンが自覚できて少々楽しいorz
読んでくれた人、レスくれた人、ありがとう
またROMMERに戻ります
- 145 名前:結末解説@物語だけ味わいたい人はスルーで :2006/03/19(日) 23:25:30 ID:/3g3R4vv0
- パターンα
>「ねえ、どこまで行くの?」
このセリフを云ったのは男です。声色が変化という描写からこの少女に
疑念を抱いていることが判る。
>ふりかえり
振り返ったのは先を行く少女。少女の方はバレた→正体現す
中盤で出た坊さんはこの少女霊をこの地に封じていた。
男の幼少時の霊感的体質を見抜いた少女に目をつけられた男を引き離そうとしてた。
>「いや!むぐう」
男ノセリフ。口を塞がれ押し倒される。
>よくないことだ
子供の頃に感じていた「あの感覚」がまざまざと危険信号のように起きる。
>紅く染まる
男、絶命
>「写真撮るだけっつっただろハァハァ」
少女が云ったセリフ。死んだ男に馬乗りになりハァハァしながら撮影。
写真を撮ることにどういう意味が内包されるのかとかはさすがに想像で
補ってください。不条理と指摘されるかもですが。
- 146 名前:結末解説@物語だけ味わいたい人はスルーで :2006/03/19(日) 23:26:28 ID:/3g3R4vv0
- パターンβ
>「ねえ、どこまで行くの?」
このセリフは少女が云ったものと解釈することもできる。
遡って7/7の冒頭から生前の少女の過去編という見方だ。
更に遡って
>「ちょっと待って!」
このセリフが少女
>「だめよ。あなたが写るまで」
このセリフが男
(女言葉である解釈は想像で。そうやって少女を誘ったとか
思い通りにならない状況になって、イッてしまったとか。後者なら吉村達也の
先生という作品の主人公・雪夫がそんな感じですね)
これがツンデレでなく、後味が悪いといった内容に当たる。
αでもツンデレ度低いですけどね(苦笑
あ、あと途中男の一人称が俺→ボク→俺となるのは誤謬。
戻し忘れなだけで、自我の不安定な主人公というのを狙ったわけでないです。