俺と守護霊3
- 88 名前:俺と守護霊 :2006/03/17(金) 00:22:42 ID:TVfuLunu0
- ――そろそろ刻限だな
俺「ほんとにいっちまうんだな」
――何事にも終わりはあるからな
俺「寂しいか」
――馬鹿をいうでない せいせいする
俺「俺は寂しいぞ」
――! ……疎まれているものだと
俺「おまえはバカだな」
――私のせいでそなたは周囲に奇異に思われていた
俺「おまえのせいじゃない」
――そうだな
俺「否定しろよ」
――そうだな
- 89 名前:俺と守護霊 :2006/03/17(金) 00:23:42 ID:TVfuLunu0
- 俺「泣くなよ」
――泣いてなどおらぬ
俺「じゃあ姿見せてみろよ」
―― …………
俺「見納めってやつだ」
――できない
俺「なんで」
――そなたのそういうところが私は好かぬ
俺「最後まで説教かよ」
――私達らしいであろ
俺「そうだな」
――では私はいく 息災でな
俺「ああ。身体に気をつけろよ」
――そなたは…ほんとうに馬鹿だな……
- 90 名前:俺と守護霊 :2006/03/17(金) 00:24:40 ID:TVfuLunu0
俺「今度来るときは萌え萌えロリメイド姿で逢おう」
俺「無理じゃねーって。その洗濯板ならローティーンで充分通じる!」
俺「俺に惚れてんだろーが。言うこときけよ」
俺「ん、そーか。楽しみにしてるぞ」
霊「……そんなに私にいなくなってほしいのか」
俺「ぬ! 自家発電中は入ってくるなとあれほど……!」
霊「今決めたぞ。私はそなたから未来永劫離れぬ」
俺「ば、バカな!? 俺の夢を何だと思って」
霊「そなたのような性犯罪者予備軍を野放しにしてはおけぬ」
俺「ふざけんなこんな品行方正な好青年を捕まえて」
霊「それなら四六時中見られていても平気であろ」
俺「あーいえばこーいう」
霊「正論であろ」
俺「くそったれが消えろよ」
霊「私が一度決めたことを曲げたことがあるか」
俺「ド畜生が! ……じゃせめてメイド服」
霊「却下する」
俺「あああつまんねええええええ!!!」