僕とバンパイア
- 476 名前:たまねぎツンデレ ◆vSaTtgGg0. :2006/02/21(火) 17:13:18 ID:YEg3qlJf0
- 刃子さん、エッチすぎですw
さて、それでは、僕も投下します。
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「うわははは、我輩はノーライフキング・バンパイアである。下々のものよ、ひざまづけぃ!!」
僕のお家にやってきたのは、なんか珍妙だけど、かわいい、ちょっとボーイッシュな女の子だった。
「僕とバンパイア」
「君、誰?」「無礼者、我輩に声をかけるとは身の程をしれぃ!!」と女の子は窓を開け、僕の部屋に入ってくる。
「こらこら、靴を脱ぐ」「う、お、すまん」女の子は靴を脱いで、ちょこんとベランダに置いた。
その仕草がやけにかわいくてニヤニヤしていると、
「な、何を笑っておる。我輩はお前のために靴を脱いだんじゃないんだからの、へ、へ…」「へ?」
「そうじゃ、へ、部屋がきれいなんでそれを保ちたかっただけじゃ!!」とさけんだ。かわいい。
「な、なんじゃ、ぬし、変な目で我輩をみるな」僕は手をワキワキさせながら近づいた。
女の子は僕の手をすんでのところでかわすと後ろに飛びすさった。…ちぇっ。
「で、バンパイアちゃんは何しに来たの」「…なんじゃ、聞こえているではないか」
「我輩は純潔な乙女の生き血を吸いにきてやったのだ…おろ?乙女はどこじゃ?」女の子はくんかくんかと鼻を鳴らす。
「乙女のにおいはするのにのぉ」…。僕は机にむかってすたすた歩く。
「おい、そこの。乙女はどこじゃ」…すぱぁーん。はりせん一閃。
「ぴゃ、机になぜ、はりせんが…」「目の前にいる」女の子は目を白黒させて僕をまじまじと見つめる。
「おぬしか?」「…」無言でまた、すぱぁーん。
「ぴー」変な声をあげた。僕は服をたくし上げ、胸を見せた。
女の子はおそるおそる、手を伸ばして胸をなでる。…あ、声が出そうになるのを必死で抑えた。
「ふ、膨らんでおる!!」僕はまた手をワキワキさせながら、近寄る。
僕が一歩進むと女の子も一歩下がる。また、一歩。女の子も一歩。どん。女の子を壁に追い詰めた。
「腐女子をなめちゃだめだよ」「ひ、ひぁー」怯えてる怯えてる。僕は…もう欲望を抑えれない。
僕が描いてる同人誌なら、ここでゆりの花が咲き乱れるんだろうなぁとか思いながら、僕は…。
- 477 名前:たまねぎツンデレ ◆vSaTtgGg0. :2006/02/21(火) 17:14:10 ID:YEg3qlJf0
- 「な、なにをしているんじゃ?」女の子が僕に聞く。僕は女の子の髪をセットしていた。
「せっかく、かわいい顔してるんだから、ばっちりきめなきゃね」僕は、我慢できなかったのだ。
「ほら、次はこれ。これ」僕は秘蔵のコレクションからいろんな服を取り出した。
「うあ、なんじゃ、これふりふりしとる。うあ、あれはトラのしっぽか?」着せようとしたら、じたばたする。
…たのしい。女の子はもうあきらめたのか、僕のなすがまま。…ん? どうも元気がない。
「どうしたの?」「は、はらが減って動けんわけじゃないからな…」と気を失ってしまった。
僕はようやく気づいた。この子そんなにおなかすいてたのか。
僕はちょっと逡巡して…。階下に下りた。ぼくは特製のトマトジュースをつくって机の上においた。
それから、指先をカッターで切って、血を数滴おとした。ちょっと痛かった。
窓から、光が差し込み始めている。僕はカーテンを閉めて交通整備のバイトに出かけた。
帰ると女の子の姿はなく、僕の秘蔵のコレクションの一部がなくなっていた。
机に書置きがあった。
『飲み物、美味しかったぞ。それから、戦利品はいただくぞ。けっして、気に入ったからじゃないぞ』
その後、僕は夜空を見上げることが多くなった。
目を凝らすと、たまにフリフリの服をきたボーイッシュな女の子が飛んでいるからだ。