騙されやすい彼女

202 名前:本当にあった怖い名無し :2006/04/27(木) 02:14:01 ID:WQUWL7/S0
草木も眠る丑三つ時にこんな所来ちゃった記念にさくっと書き下ろし。

「騙されやすい彼女」

俺の彼女は騙されやすい。
とある日のこと、家に帰ると、ラッセンの絵を壁に飾って得意げにしていた。
「べ、別にあなたの部屋が殺風景だな〜って思ったわけじゃなくて、
あたしが買いたかったから買ったんだからねっ!」
「いやそれはかまわんが、いったいどこで買ったんだ?」
「今日ちょっとアキ●バラに行ってみたら、駅前に小さな画廊があって、そこで勧められたの♪」
「ちょっっっおまっっそれ有名な詐欺画廊だっての」
「えええええっ! だ、だってこれほら、シリアルナンバー入ってるし」
「んなものは誰でもかけるっての。大体よく見ればこれカラーコピーってわかるだろ?」
「そ、それに『今ならバーゲンセールでお買い得だ』って進められたし……」
「芸術品がそこらの家電みたいにバーゲンやるわけねーだろ?
 無茶苦茶きな臭いじゃないか。 まったく、ちょっとは鼻利かせろよ」
「……ふぅんだ。どうせあたしには目も鼻も無いですよ〜だ」
いぢける彼女が愛おしく、そっと抱き寄せ口のあたりにキスをする。

そう、俺の彼女はのっぺらぼう。きれいなものに目が無いくせに目が利かず、鼻がないから勘もない。
お陰でだまされやすくてすぐいぢけるけど、ホントは優しい女の子。


おまけ

「……でもさ、口も無いのにどうしてこんな話に食いつくんだろうな?」
「ううっ……」
「あっ、そうか♪ 上に無くても下に」

「ジェノッサァーイッ」