めりーさんがやってきた!!

514 名前:たまねぎツンデレ ◆vSaTtgGg0. :2006/04/05(水) 10:14:05 ID:/CEQSGzb0

わたし、めりーさん
いま、あなたの…


『めりーさんがやってきた!!』


私がドアを開けるとそこは…宴会場だった。
「めりーさん、いらっしゃーい!!」のっぽ男がほえた。
「いらっさーい!!」めがね男もほえた。
「いらっしゃーい、べいべー」ツンツン頭男もほえた
「うひゃ、萌えーw」丸い男がもだえている。
「かわいいーーーー」ソバージュの女が絶叫した。
思わず、ドアを閉める。

ドアの向こうから声が聞こえる。
「おいおい、お前の声が大きいからびっくりした見たいだぞ」
「えー、お前の方が声大きかっただよ」
「俺は、お前ら二人だと思うぞ、べいべー」
「「お前もだよ」」
「萌えー」
「やーん、早く来ないかなぁ」

…私、めりーさん。帰ろうかなと思っている。


515 名前:たまねぎツンデレ ◆vSaTtgGg0. :2006/04/05(水) 10:14:36 ID:/CEQSGzb0

がちゃりとドアが開いた。

「ごめんね」のっぽだ。手にはろうそく。
なぜか、部屋の電気は消えていた。
「ごめんのぉ」めがねは花のくびかざりをかけてくれた。
おい、ハワイかここは。
「はいこれ、べいべー」ツンツン頭はコップをくれた。
??
「どぞどぞ」丸男がコップに何かを注ぐ。

「まってたのよぉ」とソバージュが私を席に座らせた。
……

テーブルの上には料理が大量にあった。
「いやぁ、のっぽ、お前の彼女かわいいだな」とめがね。
な、何を言っているのだこいつは。
「えへへへ」こら、頬を染めるなのっぽ。
「めりーたん、あれだって? いわゆるメル友…もとい、電話だからテル友か」
うまいことを言ったつもりかこの丸男は。
「ささ、のんでのんで、たべてたべて、べいべー」とツンツン頭が料理を勧める。
「話はお姉さんがゆーくり聞いてあげるわよ」
なんだそりゃ、ソバージュ。
思考がぐるぐるして、私は一言も発せない。
一気に宴会モードだ。

…私、めりーさん。状況が飲み込めないの。


516 名前:たまねぎツンデレ ◆vSaTtgGg0. :2006/04/05(水) 10:15:58 ID:/CEQSGzb0

ごくり。と飲み込めない状況の代わりに、コップの中身を飲み干し…ら。

「やーん、やるぅ」ろ、ソバージュ。
「べいべー、お前もまけんなよ」ツンツン頭がろっぽを焚きつける。
「よし、俺が飲むだ」めがれ、ちょうしにのる。
「よっしゃぁ、勝負だ」うるさい、ろっぽ。
「ああ、めりーたん、かわいい」丸男。

…ぷちん…、ろ、何かがきれるおろがしら。

「調子にろるらー!!!あらしがらにしにきたろおもっれるろら!!」
「のっぽにあいきたんでしょ、めりーたん?」
「のっぽと交際しに来よったんでしょ、めりーさん?」
「のっぽとにゃんにゃんかしら? めりーちゃん」
「のっぽのハートをつかみにだろ、べいべー」
「俺ならいつでもおっけーだぞ、めりーさん」
「わ、わらしはそんらつもりれ、来らんじゃらいろ。わらしは、わらしは…」なぜか頬が赤くらる。

ん? わらしは電話した相手になにするんらっけ?
わらしは、一生懸命あらまをなやまし…

…わらし、めりーさん。いまみんらろ、飲んれまる。
楽しくなんれ、無いんらから…

=えんど=